カセットテープをデジタル化するメリット

カセットテープをデジタル化するメリット

自宅に大量に保管してあるカセットテープをデジタル化することには、いくつものメリットがあります。もし、カセットテープの処分に困っているのであれば、こうしたメリットを考えて処分方法を決めましょう。
メリットの1つ目は、保管スペースを確保できることです。カセットテープは物理的に場所を取るメディアで、棚の一角がテープで占められているということもあるでしょう。その点、デジタルツールだとスペースという概念は全く変わってきます。USBメモリに保存すれば、数センチのサイズの中に大量のテープの音源を入れられます。パソコンのハードディスクやクラウドに保存すれば、事実上物理的なスペースは要りません。デジタル化してカセットテープを処分すれば、自宅の場所を広く使えるわけです。また、テープを保管するのに伴う整理作業や掃除なども楽になります。

 

2つ目の大きなメリットは、大事な音源をずっと残しておけることです。カセットは、特にテープの部分が劣化しやすい特徴を持っています。湿気や温度変化などによって、縮れてしまったり、材質そのものがボロボロになってしまったりします。そのまま放置していれば、いずれ再生できなくなる時が来ます。

 

また、次第にカセットテープ利用者が減っていますので、再生するための機器がなくなっていくのは確実です。テープはあっても、プレーヤーがなければ意味のないものとなってしまいます。その点、デジタル化すればデータが劣化することはありませんので、半永久的に保存しておけます。もちろん、パソコンやUSBメモリなども壊れる時が来ますが、簡単に他の端末にコピーできますので保存し続けられるわけです。なくしたくない思い出の音声などは、デジタル化することによって大事に取っておきましょう。

 

3つ目に、より気軽に聴けるということも、デジタル化するメリットと言えます。カセットテープを再生するには、たくさんあるテープの中からお目当てのものを探しだして、プレーヤーに入れて再生しないといけません。また、聴きたい部分にたどり着くまでに、確認しながら早送りをしないといけないこともあります。

 

その点、デジタル化すればスマホでも簡単にいつでも再生できます。それぞれの音源に名前を付けておけば、すぐに聴きたいものを見つけられます。早送りや巻き戻しも楽にできますし、気になるところにはマークをしておけば、一発でその箇所に移動できます。便利な再生という意味でも、メリットは大きいのです。

 

他の人とも共有できるのも、デジタル化をする理由の一つです。家族の思い出の音声などを共有しようと思ったら、カセットテープの場合はわざわざダビングするか、同じ場所で聴く必要があります。その点、デジタル化すれば簡単にメールやSNSアプリで送ることができます。自分のSNSに投稿して、たくさんの人に聴いてもらうこともできるでしょう。音源の使い方がぐっと広がるわけです。